よくある質問

1. 鍼って痛い?

鍼は全く痛くないわけではありません。

痛みが出るタイミングは3回あります。
1回目は鍼を打つ瞬間、皮膚を切って鍼が体内に入る瞬間、皮膚表面にある痛点を刺激してしまうと痛みを感じます。(痛みは髪の毛を1本抜く時の様な痛み)
2回目は鍼を目的の深さまで入れて行くときに針と体の組織とで摩擦や毛細血管の損傷が起きることによる痛みです。(痛みの頻度はまれにある程度)
3回目はコリに当たった時に出る痛みで響きと言われたり、得気と言われたりします。

1・2できれば避けたい痛み、技量にも左右される痛みです。昔の針と比べ、針の製造会社の弛まぬ努力により痛みはかなり出にくくなっています。
3は出た方が効果のある痛み、中国ではこれがないと効かないと言われています。

2.鍼ってどんなもの?

患者さんに合わせて2種類の鍼を用意しています。
1、基本の針(ノンシリコン)
2、痛みの少ない針(シリコン有り)針の先端にシリコンが塗布してあるため、摩擦が減り痛みが出にくくなります。

太さは1番(0.16㎜)〜8番(0.3㎜)
長さは5センチ〜9センチまで用意してあります

首や肩は3番(0.2㎜)長さは5センチか6センチ
腰は5番(0.24㎜)6センチを使うことが多いです。

ちなみに髪の毛の太さは0.14㎜くらい 注射は一番細いもので0.5㎜からあるようです。

3.なぜ鍼で筋肉が緩むの?

筋肉はある程度の期間、緊張が続くと血行不良により硬くなってしまい、自力で緩むことができなくなります。
鍼は軸索反射という、鍼で刺激したところの血行が良くなるという反射を使うことで、筋肉の血行不良を改善し、筋肉に血液(栄養と酸素)を送ることで筋肉を緩めます。